排尿障害
排尿障害とは、正常な排尿ができない状態全般を指す言葉です。
正常な排尿は「蓄尿」と「排尿」の2つの機能が正常に働くことで成り立っています。「蓄尿」は尿道の括約筋が緊張して膀胱排尿筋が緩むことで、膀胱に尿を蓄えること。「排尿」は逆に尿道の括約筋がゆるみ、膀胱排尿筋が緊張することで尿を排出することです。
頻尿
排尿回数が平均より多くなることで、一般的には朝から就寝までに8回以上、夜間に3回以上排尿する状態。
尿失禁
自分の意思にかかわらず尿が出てしまう状態。膀胱や尿道括約筋の機能が低下している場合に発生しやすく、咳くしゃみ、お腹に力を入れた時に発生する腹圧性尿失禁、突然強い尿意に襲われ尿を我慢できなくなる切迫性尿失禁などがあります。
尿閉
膀胱に溜まった尿が排泄できない状態。前立腺が大きく肥大して尿道を塞いでしまった場合、膀胱排尿筋の収縮が非常に弱まって尿を排出できない場合などが原因となります。